11日のことになりますが
韓国が日本をWTOに提訴しました。

内容は、日本が
半導体やディスプレーの材料になる
レジスト
エッチングガス（フッ化水素）
フッ化ポリイミドの3品目について
個別契約ごとに許可を取るように求めたこと。

まず、韓国側の言い分を聞きましょう。
韓国は提訴の理由として
「最高裁の強制徴用判決と関連した政治的動機で
　差別的な措置」
「WTOの基本原則である差別禁止や
　最恵国待遇の義務に違反」
「貿易規定を公正で合理的に運営しなければならない
　義務にも抵触する」
ことをあげています。

言いたいことはいろいろあるのですが
今日は、これが真っ赤なウソであることだけに
絞りましょう。

ここから先は、韓国の国会での話になります。
韓国の新聞には載っているのですが
なぜか、日本ではほとんど報道されていません。
訳文をのせると長くてまとまりがなくなるので
少し要約したバージョンで
ところどころ、私の解説も入れて
ご紹介します。

韓国国会でこの問題を取り上げたのは
韓国党ユンサンジク議員
つまり、日本が手をまわしたわけではないのです。

この議員が予算委員会で質問したのが
　　・韓国の資料による
　　　韓国から日本へのエッチングガスの輸出量
　　　(ここに注目してください。
　　　　韓国から日本に輸出した、つまり
　　　　日本に送る、と言って韓国の港を出て行った
　　　　エッチングガスの分量です)
　　　　1月………30㎏
　　　　5月………3万9620㎏

　・日本の財務省貿易統計(ホームページ掲載)
　　　日本が韓国から輸入したエッチングガス量
　　　(赤字に注目してください。
　　　　日本が韓国から輸入した、つまり
　　　　韓国からですよ、と言って日本に入ってきた
　　　　エッチングガスの分量です)
　　　　1年間………120㎏

※　つまり、エッチングガス、別名フッ化水素
　　サリンの原材料かつ、濃縮ウランを作るのに必要な物質が
　　約40トン、日本に行くと言って
　　韓国の港を出て行ってから
　　日本には着かずに
　　行方不明になっているわけです

ユン議員は
「日本が（韓国がエッチングガスの横流しをしていると）
主張するポイントは、多分ここだろう。
韓国が疑惑を調査する必要がある」と
主張したと報道されています。

また、ユン議員は
「政府は日本の経済報復には負けないとは言うが
（日本の財務省）のホームページで
すぐに確認できるレベルの
基礎的な統計資料の現況把握さえいい加減だ。
政府の取り組みがどんなに不十分かよくわかる」
と批判した

これが、韓国の新聞で報道されている記事です。
3万キロ以上のフッ化水素が
行方不明になっている
韓国ではそれが国会で取り上げられて
韓国内で調べるべきだとまで言われている
なぜ日本が輸出規制をしなくてはいけないか
この、ユン議員の言葉をひくまでもなく
新聞記事を読める人なら、みんなわかっているわけです。

わかっていながら
知らん顔をして全部日本の責任にする
オマケに、人種差別をする国、という
不名誉なレッテルまで貼ろうとする

ここは、韓国大統領の言葉をそのまま
返させていただきましょう。

盗人猛々しいにもほどがありますよ、と。