韓国なんて要らない(謝罪しません)

いずれは断韓すべきと考えている、韓国批判ブログです。「親韓派とのディベートに勝てる」、理性的な記事を目指します。タイトルは話題になった週刊誌から。ただし、私は謝罪いたしません。

韓国は日韓基本条約を受け入れなくてもいいか

そろそろ出てくる頃だと思いました。


日本と韓国の賠償問題は
「日韓基本条約」と「日韓請求権・経済協力協定」で
完全に決着がついています。


韓国が個人の賠償を認めることは
この条約や協定を一方的に破ることになります。
このような形の条約破棄は
国際法上許されません。
つまり、論理上も法律上も
一点の疑問の余地もなく、日本の勝ちです。


なので
そろそろ、論点ずらしが来ることだと思っていました。
論理ではなく、韓国かわいそう、と
情に訴えて、言うことをきかせる戦法です
「理解してあげましょう」
「だって、かわいそうだし」
「日本も悪いところがあったし」
「相手を思いやれる、優しい僕って魅力的でしょう」
こんなことを言い出す人が
そろそろ現れる頃だと思っていました


やっぱりきました。
ただ、さすがに、というか、やはり、というか
知性で勝負する学者や評論家は
ここまで無茶な感情論には
誰も走りませんでした。


これをやったのはタレント
石田純一です。
本日発表された、
デイリー新潮、石田純一のコラムが
まさに、私の予測のど真ん中、とでも言いたくなるような
すさまじい内容でした。
少し、引用してみます。
「1965年当時の韓国は、
朴正熙(パク・チョンヒ)大統領による軍事政権下で
民意が抑えられていた。
だから、韓国人の国民感情としては、
その時代に解決済みだといわれても
なかなか納得できない。」


細かいことは言いません
ですが、おおざっぱに見ただけでも
大きく二つ、おかしなところがあります。


まず、条約というのは
国と国との間の約束事です。
「国民感情」だけを理由に
一方的に破棄してはいけない、というのは
前に述べたとおりですが
それに加えて
「この国は、ちょっとした民意の変化で
 平気でコロコロと態度を代える国だから
 まともに交渉ができない
 条約も結べない」と思われ
マトモな外交ができなくなり
将来に向けて、かえって自分で自分の首を絞めることになります。


次に
「民意が抑えられていた」時に結んだ条約が
受け入れがたいものであり
民意に反するから、破棄していいものだとしたら
いったいどう説明するのでしょう
ポツダム宣言の受諾を


第二次世界大戦中、
日本では言いたいことがほとんど言えない
厳しい言論統制をしていたことは、
小学生でも知っている常識です。
当時の東条内閣の支持率が高かったとは思えません。
もし、今の韓国の徴用工判決を認めるなら
全く同じ理由で
こんなトンデモ理論も認めざるを得なくなります。
(以下に書くものは
 間違いなく「トンデモ」理論です。
 石田純一の文章がどれほどおかしいかを示すために
 国と状況を入れ替えただけのもので
 当然ながら、私の意見ではありませんので
 どうぞお間違いのないように
   それでもわざと間違えて
 攻撃してくる方がいると
 面倒くさいので
 引用符である「」でくくって
 本心でないことを示しておきます)


「ポツダム宣言は、民意を反映しない内閣によって
 受諾されたから、無効である。
 したがって、植民地である韓国の独立も認めない
 今でも韓国は日本の植民地である」


これを「正論」と認めるようなおバカさんがいると思いますか?
ですが
石田純一の文章を「正論」とほめそやしている人がいます
サンデー毎日の牧太郎さんです。
この方の記事も、ネットで読めます。


私個人としては、
親韓派の記者がいても悪いとは思いません。
ですが、あまりにも程度が低いことを書かれると
心底、げんなりしてきます。
仮にも政治や外交を語る記者なのですから
早いところ、おバカさんから抜けでて
論理を武器に、
ディベートの相手になれる程度の文章を
書けるようになってほしいものです。