韓国なんて要らない(謝罪しません)

いずれは断韓すべきと考えている、韓国批判ブログです。「親韓派とのディベートに勝てる」、理性的な記事を目指します。タイトルは話題になった週刊誌から。ただし、私は謝罪いたしません。

日韓対立のせいで旅行業者が苦しんでいるって本当?

日韓の対立のせいで
日本の旅行業者が苦しんでいる
日本の国益を傷つけているから
日本政府は強硬路線をやめるべきだ
そんな記事をよく見かけるようになりました。


日韓の関係が悪化してから
特に韓国が日本を目の敵にして
日本製品のボイコットから始まり
日本への旅行もやめるべきだ、という雰囲気になり
韓国からの観光客が激減
九州の旅行業者は青息吐息
何の罪もない旅行業者を守るため
日本政府は韓国に譲歩すべきだ、という言い分です。


確かに、韓国からの観光客は減っています。
九州では、採算の苦しいところも
出てきてはいるでしょう。
ですが
この原因が日韓関係の悪化だけとは
どうしても言い切れません


というのは
現在の韓国経済は、
かなり危ない状態にあるからです


一番最初のきっかけは
モンジェイン大統領の行った
左翼的な経済政策の失敗です。
もともと左翼には、経済オンチが多いのですが
モンジェイン大統領の経済オンチは
その中でも頭一つ抜け出ています。


特にひどかったのが
最低賃金引き上げの政策です。
韓国の経済全体が、米中貿易戦争のおかげで
かなり減速しているところへ
最低賃金が上がったので
多くの会社では、人を雇っておくことができず
失業率がアップ
若年層の体感失業率は25%とも言われています。


これだけ失業率が高く
今後も何が起きるかわからないときに
のんびり海外旅行などに行きたがるでしょうか

貯金をして将来に備えるのが
普通ではないかと思うのですが


もう一つ、為替の動きも問題です。
現在、1ドルに対し1180ウォン程度
相当のウォン安です。
ちなみに、1200円を超えると
危険水域と言われています。
それに迫る勢いのウォン安です。
為替レートは海外旅行を大きく左右します。
実際、日本で韓国旅行の大ブームが起きた時も
円高ウォン安が続いていた時でした。


経済が不安定でウォンも安い
こんな時に、わざわざ円高の日本に
海外旅行には来ないでしょう。

日韓関係の悪化も一因ではありますが
これだけが旅行者が減った理由ではありませんし
メインの理由でもありません
失業率が上がり、
ウォンが下がり
GDPの伸び率の見通しが悪化し
ついにデフレも始まった
消費者心理指数も92.5(8月)に下がり
家計の消費そのものが冷え込んでいる
つまり
韓国経済がとことん悪化しているため
サイフのひもが固くなっている

これがメインの理由です。
なので、韓国から日本への旅行者の数を
経済の良好だった去年の数と
単純に比較するのは、無理があります。


つまり
韓国経済の悪化をあえて無視し
日韓関係の悪化の影響を過大評価して
日本は政治的譲歩をすべきと主張している
手の込んだフェイクのやり口ですが
フェイクはフェイクです。


もともと、観光業というのは
為替や、相手国の経済状況で
風向きががらりと変わる
ある種の「もろさ」を持った業種であることは確かです。
なので
手厳しい言い方ではあるのですが
今、韓国からの観光客が減って
やっていけない、と言っている観光地は
もう少し早く、この「もろさ」に
気づくべきだったという
経営判断の失敗があったことも
認めざるを得ないと思います。
つまり
相手が韓国であれ、中国であれ
観光業を目指すなら
一国依存は危ない、のです。


この点
台湾の観光業界から
学ぶべきものが大きいと思います。
台湾の観光は、一時期中国からの観光客で
かなり、うるおいました。
ですが、その時期に中国一国からの観光客に頼らず
他のアジア諸国からの観光客の誘致に
相当な力を注いでいます。
現在、香港情勢もあって、中国から台湾への観光客は
ずいぶん減りましたが
一国依存をしていなかったおかげで
大きなダメージは全く受けませんでした。


とはいえ
別府や湯布院のような
地震で観光客が激減した観光地も
工夫と国内客の取り込みで、復活しつつあります。
同じ九州のほかの観光地も
これを、多角的な集客のきっかけにして
ぜひ、頑張って欲しいと思います。
私も今年の冬あたりは九州に旅行して
応援、というにはあまりにささやかながら
私のできる限りのエールは
送りたいと思っています。