韓国なんて要らない(謝罪しません)

いずれは断韓すべきと考えている、韓国批判ブログです。「親韓派とのディベートに勝てる」、理性的な記事を目指します。タイトルは話題になった週刊誌から。ただし、私は謝罪いたしません。

通貨スワップなど結ぶわけがないワケ

ここ数日、ずっと書いている気がしますが
今日こそは、任命前から
チョググを政府があれこれとかばいだてしたことや
そうまでして法相にしなくてはならなかった
理由について書こうと思ったのですが
またまた、面白いニュースが飛び込んできました。


韓国の放送局CBSが、去る12日、
殷成洙(ウン・ソンス)金融委員長が、
日本との通貨スワップ再開を希望する意思を
明らかにしていたと報道しました。


ちなみに
通貨スワップとは
非常に簡単にいえば、一定のレートで
外貨と自国通貨を交換し合う仕組みのことです。


具体的に言うと、
韓国の通貨はウォンですが
ウォンは国際的に信用のある通貨ではありません。
なので、外国と取引をする場合には
外国はウォン建てではなく、ドル建て
つまり、代金は〇〇ドル、と決めるわけです。
これは為替相場
つまり、1ウォンがいくらになっているかによって
韓国の経済が大きく左右される、
ということを意味します。


たとえば
1ドルが1000ウォンの時に
代金は「100ドル」払う、と約束してしたとします。
100×1000=10,000なので
「10000ウォン」払えば済みます。
ところが、その後ウォンが暴落して
1ドル2000ウォンになったとします。
韓国の支払わなくてはならない額は
100×2000=20,000で
「20000ウォン」払わなくてはならないわけです。


為替のおかげて、倍の代金を
払わなくてはならなくなりますから
ほとんどの企業は代金を払えず
倒産に追い込まれることになるでしょう。
この「全滅」状態を債務超過、デフォルトといいます。


これを防ぐために
日本と韓国は「通貨スワップ協定」をむすび
一定の額までは、決まったレートで
韓国が困った時には日本がウォンをドルに代えて
日本が困った時には、韓国が円をドルに代えて
貸し出してあげるようにしよう
と決めていました。


ポイントは通貨スワップのドルは
「貸し出してあげる」だけだということです。
つまり、あとから借りたドルは
返さなくてはいけない、ということです
(この話はもう一度後で出てきますので
 少し覚えていてください)


ウォンが暴落して
日本がウォンをドルに換えてあげることは
実際に何度かありましたが
その逆
円が暴落して、韓国が円をドルに換えるような状況は
一度もありませんでした
また
日本はアメリカと直接、通貨スワップを結んでいて
アメリカから、万一のときには円をドルに代えます、と
約束してもらっていますから
韓国に頼る必要もありません。
事実上、これは日本から韓国への一方的な制度で
通貨スワップは
韓国にはメリットはあっても
日本のメリットは全くない
一種の経済的援助でした


ですが
これを断ってきたのは
2015年、韓国の方からでした

その理由は、
また、韓国は中国とスワップを結び
中国の元とウォンを交換してもらえることになったから
もう日本との間のスワップは必要ない、と
判断したからです。
この当時の韓国の報道をみても
「日本のスワップはいらない」の大合唱に近く
日本との関係も大切なのではないか、という意見は
政府、金融、財界、新聞
すべてを探しても一件もみあたりませんでした。


日本としても
この時期はちょうど慰安婦合意の直後
例の、慰安婦合意を無視して
日本大使館の前に慰安婦像を設置して
いくら撤去してくれと言っても、
撤去しなかった、という事件が起きたころです。
当時の政府は、スワップのもとになる
日韓の信頼関係が壊れた、と発表しました


こうして、さほどの事件にもならず
穏やかに日韓スワップは終了しました。


その4年後の今年
中国は韓国と協定を結んではいるものの
いざ、実際に行うとなると、スワップに応じる気配がなく
ウォン安がどんどん進んでいる今
韓国としては、ウォンを安定させるための方法が
必要になってきました。


そこで、思い出したのが日本との通貨スワップです
ウォンを為替相場よりも安く
ドルに換えてもらえれば
韓国の輸出が安定するから
日本は協力すべきだ、と考えたのでしょう。


ですが
くどいようですが、繰り返します。
日韓の通貨スワップは
韓国だけに利益があり
日本には何の利益もない
経済的援助の一種です。

もっというなら
日韓関係は冷え込み
しかも、財界の約95%は
通貨スワップは「やめた方がいい」と
答えています。
それに、
先に、日韓スワップを止めようと言い出したのは
韓国の方だったのですが
とりあえず、
今はこれはちょっとおいておきます。


むしろ、
日本側が通貨スワップを止めた理由を
振りかえってみましょう。
それは、韓国が、最終的かつ不可逆的
つまり、絶対に蒸し返しませんと約束した
慰安婦合意を守らなかったからです
今、これはどうなっているでしょう。
大使館前の慰安婦像どころではありません。
モンジェイン政権は慰安婦合意を
一方的に破棄しました。
通貨スワップを止めた時よりも
状況は悪くなっている
のですから
当然、再開などするはずがありません。


そして、もう一つ。
前に書いたように、スワップはあくまでも
ウォンを受け取って、決められた額のドルを貸しだす
という制度です。
つまり、あとからドルを返さなくてはいけませんが
正直、今の韓国の経済情勢で
貸し出したドルが返却できるとは思えません。


今の韓国は
ウォン安に加えて、GDPも下方修正
デフレも始まりだし、
消費者心理指数も92.5(8月)に下がり
家計の消費そのものが冷え込んでいる
最後のとどめに
韓国の経済を支えていた
財閥系企業が
どんどん海外(特にベトナム)に逃げ出しています


この経済状況は一時的なものとは思えません。
これが1年続くものなら
貸したドルは1年
これが10年続くものなら
貸したドルは10年
日本には戻ってこず
代わりに日本の手元に残るのは
為替価値が下がりきり、紙屑同然になったウォンだけ
、という
かなり悲惨な状況になります。
日本でも消費税が上がり
個人消費の冷え込みと、販売業の苦戦が予想されるのに
自国に全く関係のない
このようなハンデまで負いこむ必要は
全く無いと思っています

日韓スワップだけは、何があってもすべきではありません


慰安婦問題に加えて徴用工問題まで出てきており
大統領はあからさまに反日で
日本を経済的に打ち破ろう、と演説し
市民は日本の不買運動で盛り上がっている
こんな状況で
日本にあまりにも不利な日韓スワップなど
再開どころか、議題にするのもおかしいくらいのレベルでしょう。


こればかりは、
どうしてそこまで日本を甘くみているのか
それこそ、韓国が何か言いさえすれば
日本は何でも言うことを聞くとでも
思っているのではないかと
つくづくあきれ果てました。


本当に、不思議な国です。