韓国なんて要らない(謝罪しません)

いずれは断韓すべきと考えている、韓国批判ブログです。「親韓派とのディベートに勝てる」、理性的な記事を目指します。タイトルは話題になった週刊誌から。ただし、私は謝罪いたしません。

二階幹事長の「日本は譲歩すべき」発言に思うこと

昨日、読売新聞に掲載されたニュースです。


やらかした人は、自民党の二階幹事長。
やらかした場所は、BSテレ東の番組収録
やらかした内容は
日華関係にいて、日韓友好のために
日本がさきに譲歩すべき、と言い出したことです。


数日前に、立憲民主党の蓮舫副代表のツイートに
無責任なことは書くな、と
大々的に文句を言ったばかりです。
与党、自民党ではありますが
非論理的な発言には
遠慮ないコメントをつけさせていただきます。


(なので、特に二階幹事長ファンの方は
 ここでUターンされることをおすすめします)


まず、二階幹事長の発言を引用してみましょう。
「大人になり、韓国の言い分も聞く度量がないと駄目だ」
「円満な外交が展開できるように、
 韓国の努力も必要だが、
 まず日本が手を差し伸べて
 譲歩できることは譲歩すべきだ」


さて。
思い切り、突っ込ませていただきます


日本は韓国の言い分を
たっぷり聞いてきたのではないでしょうか


具体的には、徴用工の異常判決を巡る
対立の大本は
日韓請求権協定にある、ということです。
非常に簡単に言うと
 ・日本は韓国に五億ドルを渡す
 ・両国及びその国民の間の請求権に関する問題が
  「完全かつ最終的に解決された」と確認する
 ・この協定に関する紛争があれば外交経路で解決する
 ・解決できない時は
  事件と無関係の外国をいれた仲裁委員会をつくり
  判断はこの仲裁委員会が行う
ということです


そもそも、この協定がありますから
慰安婦に対してもお金を払う必要はありませんでした
しかも
この協定を結ぶにあたって
当時の日本政府は何度も、当時の韓国政府に
「国民への直接賠償はいりませんか」
「国民に直接賠償をするほうがいいのではありませんか」と
申し出をしています。
これを断ったのは、韓国のほうです。
韓国の国民のことは韓国が一番良くわかるから、という理由で
個別の補償は、韓国政府にまかせるからといい
五億ドルは韓国政府に渡すように要求しました。
日本は、これをのみました。
当時の韓国政府は、個人賠償をせずに
このお金は全額、経済発展のための資金に使いました。
この結果が「漢江の奇跡」と言われる
韓国の目覚ましい経済発展です。


韓国の意見を聞いたからこそ起きているのが
徴用工の異常判決ではないのですか?
それとも、自称徴用工、実際は応募工の原告に
払う必要のないお金を払いますか?
一人に払ったら、10万人規模でいると言われている
ほかの徴用工にも払わざるを得なくなります
韓国の裁判所が決めた賠償額は、一人につき約1000万円
合計でも1兆円を超えます
全額、一般企業に負わせたのでは、
ほとんどの企業の経営が成り立たなくなるでしょう。


さて、二階幹事長に聞きたいのですが
企業は全部、つぶしてしまえばいいとお考えですか?
それとも、税金を注入して
企業を助ける(それ以外の方法はなさそうですが)おつもりですか?
財源はどうするのですか?
もう一度消費税を上げますか?
韓国の「自称」徴用工、現実は応募工のために
そこまでしなくては守れない日韓友好を
守る国益はあるのですか?


国際政治や、日本経済を知らない
学生や子供の意見ならわからなくはありませんが
仮にも、政治家がテレビでする発言とは思えません。
あとさきを考えないにもほどがあると思います。


さらに
現在の日韓情勢では
日本が譲れるところは、もうありません。
たとえば
 ・レーダー照射
   → 日本には全く非がありません
     それに対して、韓国はウソの動画まで作って
     ごまかそうとしています
 
・徴用工異常判決
  → 上記のとおりです。
    払う必要はありませんし、もし払ったら
    それこそ「骨までしゃぶりつくされる」ような状況に
    なるのが目に見えています


・フッ化水素など、三品目輸出の厳格化
  → 韓国が輸入したフッ化水素、約40トンを
    行方不明にしたからです。
    北朝鮮に隠れて横流しをしたのではないかと疑惑があるのに
    韓国では全く調査をしないからです


・ホワイト国除外
  → 輸出管理厳格化をしている理由は
    三品目と同じです。
    兵器に転用できる危険な物質は
    きちんと管理をしてくれる状況が無くては売ることはできません


・竹島
  → アメリカまで、日本の領土だと認めています
    
日韓関係が冷え込んだ理由はこのあたりなのですが
いったいどれを、どう譲歩せよというのでしょう
私には、どれも非常に重要な案件で
譲ることのできない、譲ってはならないもののように思えます


そもそも
「日韓友好」というと、
いかにも美しいイメージですが
今までの「日韓友好」は
日本が一方的に譲ることによって作られた
いびつな形だったように思えます。


私は、韓国とは友好国である必要はないと思います。
特に、モンジェイン政権の韓国とは
友好的であることの方が難しいと思います。
ですが
国家には、友好国と敵国しかないわけではありません。
いわば、黒と白の間に、色の濃淡のある、グレーがあるように
「敵国ではないが、敬遠したい国」
「敵国ではないが、極力、かかわりたくない国」
となるのが、理想ではないかと思います。