何のこと？と思う方も多いかもしれません。

実に奇妙なことではあるのですが
反ムンジェインの立場で韓国ニュースを解説している
ある日本人に対して
多方面のマスコミから、連日にわたって
強烈なバッシングが浴びせかけられています。

その人は、武藤正敏
元駐韓大使で
韓国から「日韓の間の架け橋となった」ことに対して
勲章までもらっている人です。
そして
日本で一番最初に、ムンジェインの危険性を
的確に暴いた人でもあります。

ムンジェインの危険性の本質は
この大統領が単なる「反日」ではないということです。
単なる反日なら、今までの多くの大統領と同じです。
ですが
この大統領は最終目的とでも言うべきものを
このごろ、少しずつ外にあらわしてきました。
アメリカを中心とする自由主義陣営から抜けて
中国を中心とする共産主義陣営に入ること
(具体的に、韓国を共産化するかどうかは別として
　中国の影響下に入る、ということです)
最終的には北朝鮮と統一化すること
特に、統一するのは
「核を持った北朝鮮」と考えているふしがあります。

これをいち早く察して
日本にとっても、韓国にとっても、
とんでもない災難だと
文字通りに警鐘を鳴らしたのが、武藤正敏でした。
ご自分の立場を「反韓ではなく、反ムンジェイン」と言い
日本の嫌韓をいっきに推し進めたのがムンジェイン、と
指摘するなど
穏やかで紳士的な態度と
核心をついた、手厳しい発言が人気で
ワイドショーの解説にもひっぱりだこです。

それが
妙なバッシングを受けるようになりました。
たとえば

　・三菱重工の顧問だった
　　　→　徴用工判決の当事者ですね
　　　　　ですが、それがなんだというのでしょう。
　　　　　私は判決当事者ではありませんが
　　　　　どう考えても、あれは「異常判決」だと思います。

　・映画の解説が間違っていた
　　　→　ムンジェイン政権下で作られた
　　　　　「国策映画」を政治的なものだと解説したところ
　　　　　監督が国策映画であることを否定しているという
　　　　　かなり薄弱な根拠から
　　　　　この人の言うことはあてにならない、と
　　　　　言いたげな記事が掲載されました。

前の記事は、ゲンダイ
後の記事は、週刊女性
特に、週刊女性の記事に関しては
明日、まとめてみたいと思っていますが
なんだか急に、重箱の隅をつつくような
バッシング記事が出てきました。

細かいことを言えばきりがないので
ポイントを一つだけに絞ります。

今までの大統領を間近に見て、
いわば、肌で感じてきて
その比較の上でモンジェイン大統領を
過不足ない言葉で批評できるという点においては
政界、財界、ジャーナリスト、どの分野から探しても
武藤正敏に勝る人はいません。
おかしなバッシングが妙にきな臭く思えるのですが
そんなものは、正確な情報と言葉の力ではねのけて
今後とも、それこそ未来志向の日韓関係のために
鋭い舌鋒で切り込んで欲しいと思います。