韓国なんて要らない(謝罪しません)

いずれは断韓すべきと考えている、韓国批判ブログです。「親韓派とのディベートに勝てる」、理性的な記事を目指します。タイトルは話題になった週刊誌から。ただし、私は謝罪いたしません。

恥をかきたくなかったら黙る方がいいです・芥川賞作家、平野啓一郎のインタビュー記事に思うこと(2)

まずは、昨日のブログのまとめから。


朝日新聞のインタビュー記事で
芥川賞作家・平野啓一郎が
労働問題に関してひどく無知であること
作家でありながら
小林多喜二の「蟹工船」すら読んだことがないこと
そのせいで、徴用工判決で初めて知った
労働問題に大ショックを受けて
徴用工は悲惨だった、と大騒ぎして
自分の無知を世間に広めています、
というところまで書きました。


それでも
あまりにも、平野啓一郎が
徴用工判決を読むべきだ、と強く主張するので
何かあるかな、という程度の
軽い気持ちで読み始めましたが


読んでみて、びっくりしました。
ですが、平野啓一郎とは
全く別の意味で、です。
今日はその「びっくり」の内容を
書いてみようとも思います。


ます、当然の前提から始めます。
裁判というのは、原告の主張から始まります。
ですが、どんな主張も
本人は気づいておらず、全く悪意がなかったとしても
勘違いや、事実誤認が入ることがあります。
なので
どんな裁判でも証拠が必要です。
裁判の場に証拠を提出し、その場で調べます。
そして、
「〇〇という証拠に基づいて✕✕という判断をした」
という、判断基準に基づいて、判決が下されます。


ですが
徴用工判決では、証拠調べをしていません。
原告の「給料を払ってもらっていない」という証言だけです。


しかも
判決文の中で書かれている事情は
現在、日本で報道されていることからは
想像もできないようなものでした。


なぜなら、判決では原告の二人は
未成年者だった、と明言はしていないものの
未成年であることが推測できるような書き方をしています。
そして、原告は
「会社に強制貯金をさせられた
 貯金は舎監が預かっており
 舎監は自分たちに貯金を返してくれなかった」
と言っているのです


すると
原告の貯金を盗んだ犯人はどう見ても舎監でしょう
舎監を探し出して、お金を返してもらえばいいだけの話で
日本企業は全く関係ありません。
それに
「強制貯金をさせれた」とのことですが
強制貯金とは、そもそも会社が支払う給料の中から
一定額を無理矢理に天引きで貯金させることです。
かなり強引な書き方を許していただければ
財形貯蓄を労働者の意志を無視して
会社が無理矢理にやらせるようなもの、といえば近いでしょうか
給料を支払わなければ天引きもできない
つまり、強制貯金もできないわけですから
「強制貯金をさせられた」のなら、
給料は必ず支払われていたはずです。


まとめると
日本の企業は応募工に対して給料を支払ったが
舎監が持ち逃げしてしまった
舎監は誰かもわからないし、探す必要もない
日本の企業が賠償せよ
理由は、日本企業で働いたせいで民族の誇りが傷ついたから


この無茶苦茶ふり
到底、一国の最高裁判所が下した判決とは思えません
書いている自分でも
本当にこれでいいのか、かなり不安になって
何度も見直しましたが
この要約で、間違いはありませんでした。


この先は、純粋に私の想像なのですが
未成年者だったらしい
徴用工の原告の給料は
応募工として
日本に来ることが決まった時点で
親に渡していた可能性が
高いのではないでしょうか
少なくとも
半島から本土に来るまでの準備代と称して
親が子供の雇い主に
賃金の前借りをするのが普通でした


また、この「舎監」が
子供の賃金から
親に仕送りをしていた可能性もありますし
未成年の労働者の保護者代わりの
親族だった可能性も考えられます。


未成年者だった徴用工自身は知らなくても
当時の習慣を考えれば
いろいろな可能性があります
これらの可能性を一つ一つ、
証拠によってつぶしていかなければ
正確な判断はできません
ですが
徴用工判決は、こうした点を考えようともせず
証拠の提出も、証拠調べも何もなく
原告の供述だけで判決を下しています。


少し読んだだけで
この徴用工判決が、どんなにひどいものか
良くわかりますが
これに一切気づかないばかりか
徴用工がかわいそう、
徴用工ヒサン過ぎ、と
「そっちかい」と言いたくなるような
大騒ぎをしている、平野啓一郎


悪いことは言いません、
わからないことは黙っておいた方がいいです
小説は、面白いものを書かれるのですから
あやふやな知識に基づく
いい加減な社会批評などに手出しをせずに
ひたすら、良い小説を書くことに専念される方がいいと思います。
恥をかきますよ