韓国なんて要らない(謝罪しません)

いずれは断韓すべきと考えている、韓国批判ブログです。「親韓派とのディベートに勝てる」、理性的な記事を目指します。タイトルは話題になった週刊誌から。ただし、私は謝罪いたしません。

モンジェインが検察改革に意欲を燃やすわけ

疑惑の「タマネギ男」こと
チョググ法相が電撃引退をしたというのに
モンジェインの支持率はまだ30%を超えています。
韓国では危険水域とささやかれてはいますが
日本の政治家と比べれば、かなりの高水準です。
その理由は何か
いくつかありますが
最大の理由は、間違いなく国民の検察改革への期待です。


日本では、「検察改革」と言われても
あまりピンときません。
これは、日本の検察の権力が
あまり大きくないからです。
日本の検察官は、警察が捜査を終え
起訴という形で裁判に訴えて初めて
登場してきます。
活動する場面も、政治家の汚職のような特殊な事件で
東京地検が捜査に入る場合は別として
ほとんどが刑事事件の法廷で
弁護士とやりあうくらいで
ほとんどの国民からは
あまり意識すらされていない、というのが
実際のところだろうと思います。


ですが、韓国では全く違います。
検察は、日本で言う警察と検察
軍事独裁政権の時代には、秘密警察、特高の仕事
かねていました。
事件の一番最初から、誰を、どこまで捜査するか
捜査した相手を、どんな罪名で起訴するか
つまり
どこまで負いこんでいくかを
自分たちだけで決めることのできる力を持っています。


ここまで読んで、ピンときた方もいることでしょう。
韓国の大統領は
ほとんど例外なく、退職後にかなり悲惨な目に
あっています。
パククネも刑事裁判を起こされ
今は被告人の身ですし
ほかにも、投獄、監禁などが多数
一番悲惨だったのは、元大統領のノムヒョン
六億ウォンの「包括的ワイロ」を疑われたあげく
自宅近くの岩山で投身自殺を遂げています。


この、ノムヒョンの捜査をしたのも
生きていれば有罪、投獄となるところまで追いつめたのも
韓国の検察です。
そして
モンジェインは、このノムヒョンの腹心でした。
これはウワサの類ですが
モンジェインはノムヒョンの遺書のコピーを
今でもずっと肌身離さず財布に入れているそうです。
韓国は「恨」の文化の国です。
ノムヒョンの自殺はモンジェインにとっては
トラウマものでしたから
自分が退陣した後から、検察に追われないように
するためにも
検察改革をして、検察の力をそぐ必要があったわけです。


検察は、現在の韓国で
ただ一つ、モンジェインが抑えきれなかった権力です
これを抑えておかないと一番危ないのは
モンジェインが退陣後、
検察がモンジェインを「與敵罪」で告発する
可能性が大きいからです。
「與敵罪」というのは、
「敵国と力を合わせて大韓民国に抗(あらが)う」
という犯罪です。
具体的には、北朝鮮と力をあわせて
韓国の国益に反することをする、と考えれば
ほぼ正確です。
この「與敵罪」が一番恐ろしいのは
「敵国と力を合わせて大韓民国に抗(あらが)う者は
 死刑に処する」
と定められていること
つまり、「與敵罪」と認定されれば
刑罰は死刑しかない、という点です。
もっと恐ろしいのは、モンジェインは現在の段階でも
すでに、数千人の市民から
「與敵罪」の告発を受けているということです。


もし検察が、全力で「與敵罪」で
モンジェインの告発をしてきたら、
「元大統領」の力ではどうにもなりません。


ですから
まず、極左の共産主義者で有罪歴もある
チョググを自分の後継者にして
大統領引退後にも、告発されないようなシフトを
しこうとしたのですが、
その結果は、ご存じのとおりです。


そこで
チョググの最後の置き土産として
検察改革法案を作らせました。
もしこれを国会で通せれば
なんとか、生き残る目は出てきます
また、もしこれがダメでも


もう一つ、手段はあります。
それは、チョググ退陣の両成敗として
検事総長のユンソクヨルを辞任させる方法です。


そもそも、検事総長のユンソクヨルは
モンジェインに任命されたのですが
「法以外には従わない」と明言し
まさに、法に従って
チョググの告発をした人物ですから
モンジェインにしてみれば、
飼い犬に手をかまれたようなもので
今後のためにも、一番にやめさせたい相手でしょう。
ですが、ユンソクヨルはまだ二年も
任期が残っていますから
ちょっとやそっとのことでは
やめそうにありません


韓国の検察改革の行方は
今後の韓国の動きを占ううえでも
ぜひとも注目しておきたいと思っています。